2008-05-09

”告発のとき”

敬虔なプロテスタント信者の息子として育った息子であったが、彼はイラク戦争という狂気に触れ、侵され蝕まれた。そこでできた無数の心の穴を埋める事ができず、やがてその穴から滲み出る己の狂気すらも制御できなくなり、ほんの些細なきっかけで肉体を暴走させる。一瞬ではあるがそれは快感として肉体の記憶に刻まれ、その刺激に陶酔し生の苦しみを忘れるようになる。心の喪失と捩れによって自らが作り出した麻薬物質が脳内を充たし、中毒し、そして墜ちていく。

彼は殺され、父親はその理由を解明した。
いい映画だ。みんなこういう映画を見るべきだ。
なお、前段は私が勝手に読んだ行間であり、具体的な描写があるわけではないので悪しからず。
それからもうひとつ、助演のシャーリーズ・セロンはいい女だぞ。

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